2018/10/23 00:00

 

7月15日。BOOK ◯FFに本を買いに行った帰り道、焼肉屋さんの前を通り過ぎると不思議な感覚に襲われました。




……シックスセンス





そう思った次の瞬間





「あれ? リッキー?!」





( やべっ!)





何が( やべっ!)なのか分かりませんが逃げました。





「リッキーーーーー!!! ちょっと待ってよーーーーー!」





「しーーーーーーっ!!!」





あんな大声を出されたらたまりません。






「何してんのぉ! 久しぶりじゃん!」





「その節は……」






まさかの元教え子との再会でした…






これを必然とは思えません。



私が担任させてもらった3回目の卒業生。この元教え子たちは、私が逮捕されてからみんなで集まり、一人ひとりがメッセージカードを書いてくれました。


塀の中にいる間、ずっとありがとうを伝えたかったのですが、なかなか勇気が出なくて、住所もわからなくて、いつか必ず会って感謝の言葉を伝えたいと思っていました。


そして、この日ばったり出会ったのが、それを送ってくれた張本人でした。






「めっちゃウケるんだけど!」





(いえいえ、ウケませんから)





「飲みに行こうよ!」






「いや、だからぁ! その節は……」





「もういいよ! で、いつにする?」





謝罪の言葉もメッセージカードのお礼も言えず


飲みに行くことになりました…





「みんなに声かけとくわ」





「よ、よろしく…」






「わたし ” できる子 “ だからね!」





結局、再会が叶ったのは





9月29日でした。





しかも、二人きり





やはり、” できる子 ” は違います…





” できる子 ” は直接電話をかけまくり始めました。




すると、何人かが来てくれることになり、みんなが集まりやすい隣駅へ移動することになりました。




無職なのに奢りました。





結局、この日集まってくれたのは総勢6名。


急な誘いだったのに、本当にありがたいことです。




「その節は…」と、謝罪の言葉を口にするも、久しぶりに再会したかのように、普通に受け入れてくれました。




「刑務所ではどんな生活してたの?」




なんて、世間話でもするかのように。



ついつい、聞かれてもいないことをベラベラとしゃべってしまいました…



来られなかった子とも電話で話をすることができて、とても幸せな時間を過ごすことができました。本当にありがたいことです。


幸せな時間はあっという間に過ぎていき



「次は忘年会しよう!」



なんて言ってくれて



こんなに幸せでいいのかなと思いました。



すごく嬉しかったので、またまた調子に乗り





無職なのに会計は多めに支払いました。





オレはいろんな意味で大馬鹿野郎です。