2018/12/12 00:00

「娘が学祭のステージで踊るので観に来てください」


保護者の方からこんなお誘いがありました。


このメッセージの前には


「娘が先生に来て欲しいと言っているので」


という前置きがあったのですが



「オレなんかに?」



という思いがありました。


しかも



もう “ 先生 “ ではないのに…



さておき


もちろん、大学へ向かいました。


学祭に行くのは初めてです。


私はたしかに大卒ですが


通信教育でしたので


大学へ通うのは夏休みと冬休みのみ。


華やかなキャンパスライフとは無縁です。



すれ違う学生さんたちが


みんな教え子に見えてしまいます。


誰かいないかな…と


少しだけ期待していましたが


いませんでした…



会場に着くと


教え子がこちらへ駆け寄ってきてくれました。


眉毛や目元のメイク


気合いの入りようを見て取れました…



開場の時刻となり、ダンスは間もなく始まりました。


女の子ばかりのダンスチーム。


誤解を招くと困るので



感想は控えさせていただきます……



「午後の方が盛り上がるよ」


とのことなので、それまで構内を見て回ることにしました。


みんな楽しそうで


社会の底辺で生きている私には



とても眩しすぎました…



午後は屋外のステージでした。


会場は大変盛り上がっていました。


かなりの人数がステージ上にいましたが


教え子はすぐに見つかりました。



キレッキレだったので。



そのキレッキレのターンで


横髪が顔にかかり



まるで太い眉毛が繋がっているように…



そんな一本眉毛が躍り出てきて


数十人のセンターに!



私もテコンドーをしていた頃は


大勢の観客の前で演武したり


代々木体育館で試合したり


そんな時代を思い出しながら


複雑な思いで眺めていました。



ひとつだけ、はっきり言えるのは


自慢の教え子がいるということ。


鳥肌が立つほど感動したということ。


こんな教え子がいるというのに


オレは本当に大馬鹿野郎です。





必ず行きます。