仕事が終わり

1秒でも早く家に帰りたくて

駅まで走る

電車に飛び乗り

ふと思いました。

オレ、今日笑ったか？

教師だった頃は毎日笑っていたと思う。

子どもたちの笑顔が見たくて

くだらないことばかり言って

くだらないことばかりして

笑ってばかりで、笑いジワを心配するほど笑っていたのに…

いま、笑ってない。

仕事は繁忙期になり

みんなピリピリしている中

冗談を言う雰囲気は皆無……

辛すぎる。

何が辛いって

笑えないことが辛い。

笑えないといえば、塀の中で作業しているときは笑うことが許されない。

笑ったら注意される。

頭のおかしな刑務官に見つかると連行され

何で笑ったのか調査になり

懲罰房に入れられることも。

まぁ、塀の中では笑うこともそんなになかったけど。

あまりにも笑えないので、腹筋崩壊するほど笑いたいと思っていたことを思い出す。

と言いつつも、笑うことに自責の念があったようにも思う。

こんなとこにいて、へらへらしていていいのかなと。

運動会やら

ソフトボール大会やら

クリスマス会やら

いろんなイベントがあったけど

何なのこれ？

って、感じだった。

さておき

出てきてから、多くの人に再会する事ができたけど

オレは笑っていいのかな？

と、思っていたことを思い出す。

今でも思うときがある。

本当は過呼吸になるぐらい笑いたい。

あの頃に戻りたい。

ずっと笑っていられたあの頃に。

オレは本当に大馬鹿野郎です。