2019/09/03 22:10


楽しかった時間もお開き……




女の子と遊びに行くという不届き者がいつのまにか消えていて


電車がなくなりそうな子が帰り


数人が残りました。




店の前でだらだらしていても仕方ないので




「少しだけもう一軒行く?」


「どこ行くの?」


「ほら、あそこの串焼き屋あるじゃん」


「「「 行こう行こう 」」」




先日、間違えてしまったお店


隣のクラスにいた子がバイトしているお店に行ってみることになりました。


店の中を覗いていると…




「いたいた♬」




こちらに気づいて出てきてくれました。




「その節はご迷惑をおかけしました」



「おぉ!先生!入って入って!」




何事もなかったように歓迎されたことがうれしくて




つい調子にのってしまい




「なんかサービスしてくれるの?」




舌の根も乾かぬうちにとはこのことを言うのでしょう。







思い出すだけで恥ずかしいです…






猛省します







「「「「「 かんぱーい 」」」」」




しっとりと語り始めました…








……なんてことはなく






絶好調です。


いえ、舌好調です。


ただ、舌はよく回るのですが


のどがおかしい…


声が出ません…


本当にカッスカス


低い声を出してみても


カッスカス


ゆっくりしゃべったら


カッスカス




でも、話したくて話したくて


一生懸命しゃべりました。


教師だった頃は一日中しゃべることができたのに


今はもうカッスカス…




なぁ、ここは喫茶店じゃねーぞ?




みんな仲良く一杯ずつ


時間も気になったのでしめることにしました。


「お会計1592円です!」


出してあげることにしました。






ん?ごちそうさまって言われたかな……






「ちょっとトイレ!」



コンビニに寄り、ついでにアイスを買ってあげました。






ん?ごちそうさまって言われたかな……






「「「「またね!」」」」




みんなと別れた瞬間






先生からただのおっさんに戻りました。






まるで……シンデレラのよう……






いや、シンデレラじゃないし






先生でもないんですけど。






オレは本当に大馬鹿野郎です