2020/01/05 00:10



一年前、教え子との約束





「また初日の出を見に行こうよ」





それから紆余曲折あり





「浅草に行こうよ」





に、なり…






まさかの家庭訪問…


お店を営んでらっしゃるご家庭なので




「なぁ、大晦日に店開けてんのか?」



「店は開けてないよ」



「えーと、オレはどこに呼ばれたんだ?」



「ん?ウチだよ」





" うち来る? " って、そういうことか…





「でもね、すげーカオス」



「んあ?どういうこと?」



「ねーちゃんがいる」



「ふむ」



「でね、ねーちゃんの後輩もいる」



「まじか…」





教え子


教え子のご両親


教え子のお姉さん


お姉さんの後輩


そして、オレ。





カオスだな…





「いらっしゃーい!」



「お邪魔します」



手土産を渡し、



「その節はお騒がせしました…」



「先生、久しぶり♬」




何事もなかったかのように受け入れてくれました…


部屋に入ると


上座にはお父さんが鎮座していました。




「その節はお騒がせしました」



「これ書いて〜」




なんかプロフィールのようなものを書かされました。




「先生、なんでも飲めるのかい?」



「はい、飲めます…」



「足崩しなよぉ〜」




何事もなかったかのように受け入れてくれました…




目の前にはご馳走の数々


いろんな種類のお酒をすすめてくださり


少し酔いが回りました。






調子にのって、饒舌になってしまい


いろんなことを話しました。




「先生、いつから自分のこと話せるようになった?」



「そうですね…当時は早くみんなに謝まりたいという気持ちが強かったですし、変に気を使われたり、誤解されたりするよりは、話すことで知ってもらいたいですし、誤解もとけたらと思いますし…」



「そっか」



え、答えになっていなかったかな?




「初詣行こうよ」




という、教え子姉の提案。


このパーティーで初詣…




「わたしの友だちがバイトしてる」



「へー」



「めっちゃかわいいよ」



「はい、すぐ行こう」




行くことになりました。






神社に到着し




初詣




お賽銭を投げ入れ




二拝二拍手一拝




お参りを終えて、ちらりと目に入ったのが



手水舎(ちょうずや/てみずや)




「清めるの忘れたな…」




新年早々の失敗



あとで調べたら、



お参りの礼儀も間違いだらけ



お賽銭は大掃除で出てきた大量の外国のお金だし



神社に入る前も出るときも一礼をしなかったし





また改めて行こう…





神社を出ると、道端にお地蔵さん※が並んでいました。






ぱんぱんっ!



みんながしあわせでありますように!





「キミたちは手を合わせないのかい?」



「「「 え? 」」」



「素通りかい?」



「「「 え? 」」」







【※お地蔵さん;大地が全ての命を育む力を蔵するように、苦悩の人々を、その無限の大慈悲の心で包み込み、救う所から名付けられたとされる。 日本における民間信仰では道祖神としての性格を持つと共に、「子供の守り神」として信じられており、よく子供が喜ぶ菓子が供えられている。 一般的に、親しみを込めて「お地蔵さん」「お地蔵様」と呼ばれる。by Wikipedia】




ほらね



手を合わせて正解




初日の出は叶いませんでしたが




本当にいい大晦日でした。




そういえば




まだ「先生」って呼んでくれてたな…






オレは本当に大馬鹿野郎です。