2022/04/09 02:38
未練と後悔に苛まれる時期
否
未練と後悔はオールシーズンだった…
虚しさに打ちひしがれていたときに連絡をくれたのは、教員になって初めて送り出せた教え子からでした。

最高かよ。
待ち合わせ場所にはすっかり大人になった教え子がいました。
「お待たせ!」
「怪しい人かと思った!」
「んでたよ!爽やか春コーデだぞ」
「先生、あと2人来るよ!」
総勢4名
3人揃ったところで、とりあえず入店。
近況報告
入籍したという報告…
1日8時間
週5日
それを2年間
毎日のように顔を合わせていると
父性みたいなものが生まれてくる。
「写真を見せなさい!」
優しそうなひとで安心しました。
「はい、これお祝い」
「「えー!ありがとう!!」」
「手作りのお守りだ」
「「こわいー!!!」」
嘘です。
コーヒーのギフト券をあげました。
ひさびさの再会ということもあり、
しゃべりっぱなし。
思い出話に始まり…
「先生たちさー、移動教室で生徒が寝た後にお酒飲んでたよねー」
「昔の話だよ、もう今は無理だね。あの頃は同行してた写真屋さんが刺身の盛り合わせとか買ってきてくれたわ」
仕事の話となり…
「オレ、もう教員以外したくないの」
「そんなに教員っていいの?」
「最高さ…」
再婚の話になって…
「うちのお姉ちゃんと再婚する?」
「オレのことお兄ちゃんって呼ぶのか?」
「やだー!」
etc......
「先生!富士山登ろうよ」
「あたしも登りたい!」
「キャンプとかしたい!」
「本気で言ってんの?!」
何を突然言い出すのかと思ったら…
「先生は海行ったり山行ったりしてるでしょ」
「そりゃまぁ…」
「「連れてって!」」
「ちゃんと企画してくれたら連れてくわ…」
女子会におっさんが混じった会も無事に盛り上がっていたところで、遅刻した男が到着。
「先生変わらないねぇ〜」
「おう」
お店を変えて再び乾杯。
「ところでさ、約束覚えてっか?」
「なんの?」
「2回目に卒業させた子たちに会いたいって相談したの覚えてる?」
「あぁ…」
忘れてたな!!
「どの世代だっけ?」
「キミらの2こ下!」
「え、そんなの余裕で連絡つくわ」
当時からこんな感じだったような…
「電話してみるよ」
「マジで頼むわ…」
楽しい時間はあっという間に過ぎていきました。
「あ、もう終電ヤバい」
「先生間に合うの?」
「あと7分くらい…」
「「「先生急いで!」」」

結局、最寄駅のひとつ手前までしか電車はなくて
ひと駅歩いて帰りました。
駅に沿って流れる川沿いの桜が満開で
ひとり夜桜を眺めながら帰りました。

とても幸せな気分で帰りました。
オレは本当に大馬鹿野郎です。

楽しみにしてるよ。