2018/10/18 00:00

七夕の日に都合が悪くて会えなかった子と会えることになりました。


最後のクラスと再会する日の前日に


遅れてくる子もいるとのことでしたが、時間があるから早めに会うことに。


激安の居酒屋で待っていると…


「ん? も、もしかして… え、えーと…?」


「ちょっとぉ! ひどくなーい?」


誰だか全くわかりませんでした…


「その節はご心配をおかけしました…」


「びっくりしたよ! 先生元気なの?」


すごく自然に受け入れてくれました…


教え子のことは教え子に聞いたほうがいいかなと思い、明日話す予定の謝罪原稿も読んでもらいました。


「くどい…」


ここまで仕上げるのに1か月以上かかったのに…


「先生の思いはわかるけど、ここまで話さなきゃダメなのかなぁ? 最後のクラスの子たちは先生に会いたいだけだと思う。 事件のこと聞きたい子は聞いてくるだろうし、聞きたくない子だっていると思う」


やはり、歳が近いこともあるのでしょうか、的確なアドバイスでした。


「じゃ、削る!」


「削りな!削りな!」


ここまで仕上げるのに1ヶ月以上かかったのに…


そこへ、仕事が終わった子がひとり来てくれました。


「アタシ、汗臭くなーい?」


嗅いでいいなら嗅ぎますが?


教え子が社会人として頑張っている。


羨ましいなと思いました。


負けてられないなと思いました。


その子にも謝罪原稿を読んでもらいました。


「くどい…」


はい。削ります。


「でも、なんか泣きそうになった」


正直嬉しかったです。わかってくれる人がいるって、こんなに心強いのかと思いました。原稿作るのに1ヶ月以上かけた甲斐がありました。くどいそうですが。


「そうだ! オレの最後の組体操見る?」


そういってカバンからパソコンを取り出し


「イヤホンで音も聞いてね、ちゃんと拭くから!」


人差し指と親指でつままれたりなんかしたら傷つくので…


「「 この感じ懐かしい〜 」」


「すごーい! このピラミッド何段?!」


「あ! これアタシたちもやったよね!」


「「 5段タワーだ!! 」」


そんな風に、はしゃぎながら見てくれるふたりを眺めながら、なぜか目の奥が熱くなってきました。


初めて卒業させた子と、最後のクラスの子が繋がったような…


先輩が後輩をあたたかく見守っているような感じというか…


言葉で表現するのが難しくてもどかしいのですが、とても不思議な感覚で…


なんかこう、ふんわりとあったかいような…



オレ、酔ってんのかな



いえ、酔ってなんかいません。酔っていたら涙を我慢できなかったでしょうから。


しばらくするともうひとり来てくれました。


「おつかれ〜 あぁ〜お腹空いたぁ」


七夕にも会ってますが、オレはどんなテンションでいればいいのだろう…


彼女には謝罪原稿は見せませんでした。


どうせ「くどい」と言われるから


それからは


思い出話をしたり


仕事の話をしたり


恋愛の話をしたり


全身脱毛の話をしたり


完全に女子会……


そして、そこにおっさんが混じるという。



家に着く頃には日付が変わっていました。


気絶しそうなぐらい眠かったのですが、謝罪原稿を直さなければなりません。遠のいていく意識を集中させながらくどいところを削除し、最後の言葉を書き直しました。時計の針は恐ろしい時間を指していましたが、なんとか仕上げました。


とうとう、最後のクラスの子たちと会うのか…




当サイトBlog

『最後のクラスに再会したときの謝罪の言葉(一部修正)』

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